2018年8月
レンタカーで、知床峠を越えて羅臼からトドワラへ。
また野生動物に遇えるかも ♪
・・・の期待も虚しく、濃霧で何も見えない知床峠。
動物はおろか、通常であれば見えるはずの羅臼岳も国後島も見えず。
しかも8月だと言うのに、震える寒さです。
バイクや自転車の人、ファイト!
峠を越えて羅臼の道の駅。
小さな道の駅だけど、蟹やら昆布やら、さすがに海産物は豊富です。
若干鄙びた感じの羅臼の海岸線を走って、ナラワラへ。
所々に家はあるけど、それ以外何もない
そこに見える国後島までは、すぐ行けそうな気がします。
約1時間でナラワラに到着。
原生林が海水浸水によって枯死した、独特の風景が広がっています。
さらにフラワーロードなる一本道をどんどん進んで、トドワラへ。
なんだかここまで来ると、日本の果て感がハンパない。
ネイチャーセンターへ車を停めて、遊歩道を歩くこと30分。
残る枯れ木が少なく、侘しいトドワラです。
浸食がどんどん進んでいるので、いつまで見ることができるのか分からない、貴重な景色。
まだ残っているうちに見る事が出来て良かった。
朝ウトロを出発してひた走り、既にお昼過ぎ。
トドワラで往復1時間歩いたのもあって、お腹がぐー。
ランチは、北海道に来てるのにまだ食べてなかったウニ丼を食べに、車で40分の中標津へ向かいます。
うに丼のためなら、後40分は我慢できる。
ウニ丼やジンギスカンで有名な、“そら”。
ウニがきれいな色してて、美味しそう。
しかも観光地より、断然安い¥2,000! (知床だと¥5,000くらい)
ついでに中標津のAコープ “あるる”でお買い物。
お土産物、特に食べもの関係は、地元スーパーに限りますよね。
知る人ぞ知る、養老牛放牧牛乳も売ってました。
友人の牧場で飲んだ、搾りたての牛乳に近い味がして、美味しいです。
他にも、発酵バター、チーズ、羅臼昆布、鮭節などをお土産に買って、最終目的地の釧路へ。
釧路で1泊して、早朝5時前にホテルを出発し、マーシュ&リバーの釧路湿原の朝いちカヌーに参加します。
カヌーに乗る前のツアー会社の駐車場に、どれだけ北海道をウロウロしても遇えなかったキツネを発見!
犬?
いえいえ、北海道民がキツネだと言ってたのできっとそうに違いない。
ツアーの車に乗り換えて約30分。
カヌーの出発点である細岡カヌーポートに着くと、いきなり丹頂がいました。
これで、北海道で見たいと思ってた動物の全てに遭う事ができて、思い残す事はない。
3組6人、2人づつガイドさんと一緒にカヌーに乗り込んで、スタートします。
早朝の湿原の気持ち良さは、想像をはるかに超えて最高です。
見た目よりも流れが速いので、漕ぐ必要はなくボ~と座ってるだけ。ww
あっ、鹿だ!
番いで飛んでたオジロワシ。(オスとメスが離れていたので、写真を切り貼り)
人の手が入ってない、とても静かな世界
自然の中に、お邪魔している感じです。
約1時間半、自然と一体になれたカヌーの旅は、旧岩保木水門で終了。
早起きして行く甲斐のある、カヌーツアーでした。
釧路湿原を見たいなら、カヌーに限ると聞きましたが、本当にそうですね。
ツアー終了後にドリンクのサービスがあって、コーヒーを飲みながらのんびり下って来た川を眺める至福のひと時。
このツアーではカヌー中に撮ってくれた写真を後日送ってくれます。
嬉しいサービスの上にスタッフ全員が優しくて、良い釧路湿原の思い出になりました。
ツアー終了後は再びレンタカーで、ガイドさんお奨めの細岡展望台へ行ってみます。
さっきまでカヌーで進んでいた釧路川が、湿原を蛇行している風景を一望できて、その広さを実感できます。
冬の釧路川カヌーは霧氷が見えてとてもキレイとの事。
寒そうだけど、いつか実現できれば良いなと思います。